森林に入ると

森林に入ると、五感が研ぎ澄まされます。

間伐地までの道すがら・・・
川沿いを歩いて、作業場まで向かいます。

川や滝が流れる音。
霧を含んだひんやりとした空気が肌にふれます。

間伐地のふもとにたどりついたら、
チェーンソーやロープ、燃料などの機材を担ぎ、いざ斜面へ。

急斜面を、自分の足で登ります。

落ち葉や木の枝に覆われた土を踏みしめる感触。
道なき道を上るスリル。
そして先人が斜面につくった足跡を見つけた時の、なんとも言えない安堵感と、
ありがたみ。

作業場についたら、初心者でもチェーンソーを使って木を切ります。

利便性と危険が隣り合わせのチェーンソーを握った時の、ずっしりとした重み。
刃が木を削っていく振動は、手から全身に伝わります。
そして、
木の切り口やおがくずから湧き出る、新鮮な木の良い香り。

ベテランさんが大きな木を1本、きれいに切り倒したときには、
ずどーんっっ、と重量感のある振動が足の裏から伝わって、爽快感。

作業を終えて山を下るときには、心地よい疲労感。

間伐ボランティアは、普段からだに眠っている感覚を呼び覚ましてくれます。
はじめてでも、ベテランさんが手ほどきしてくださいます。
ふだんはまちに暮らす方々も、ぜひ森に入ってみてください。

引地 奈美


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